宮崎でおすすめの食品分析センター

宮崎で飲食店を経営してみたい。

もしくは、ネットショップを活用して手作りのお菓子やジャムを販売したいというときには、食品分析は必要です。どんな栄養素が含まれる食品を使用しているか、またアレルギー物質が含まれている食品はあるかについて記載しておくことで、消費者は安全に食べることができます。

そこで、宮崎でおすすめの食品分析センターについて詳しく解説します。

(食品分析や検査について)

県民の健康を守る「宮崎県公衆衛生センター」

昭和43年に設立された「宮崎県公衆衛生センター」は、県民の公衆衛生の向上と生活を改善することを目的として作られました。地域に密着した事業展開で、表示に必要な栄養分析はもちろんのこと、食品添加物や残留農薬についても詳しく分析してくれます。

そして、サルモネラ属菌や黄色ブドウ球菌といった様々な細菌の検査もおこなっているので、食中毒の危険を未然に防ぐことが可能です。検査して欲しい食品があれば、200g以上を準備するだけで検査は可能です。ですが、持っていきたいと考えても、どのように持ち運べばいいのか気になる人もいるでしょう。

原材料の場合は、未使用のビニール袋に入れても構いませんし、「宮崎県公衆衛生センター」または食品衛生協会が用意している無菌の袋に入れて運べば大丈夫です。既に製品としてあるものの場合は、販売されているままの状態で運ぶことが大切です。

このときに注意しなくてはいけないのが、温度です。冷蔵のものは冷やした状態で持ち込まなくては、正確な分析はできません。持ち込む際には、食品の状態についてチェックしておきましょう。

高精度な分析なら「株式会社東洋環境分析センター」

できたら、高精度な分析が理想だというときにおすすめなのが、「株式会社東洋環境分析センター」です。その理由は、豊富な分析装置です。固体だけではなく粉末にも対応可能な X線回析装置や、液体に強い自動固相抽出装置、ナトリウムやカリウムのことならイオンクロマトグラフといった様々な装置により、あらゆる食品を細かく分析できます。

この他にも、様々な分析装置が備えられています。分析装置が多いということは、それだけ詳しいデータが取れるということです。また、内部精度の管理を徹底しているため、より正確で信頼性がある分析結果が期待できます。

ですが、それでも不安だという人もいるでしょう。「株式会社東洋環境分析センター」では、第三者機関による外部精度管理をおこなっています。客観的な視点からも判断されているということは、大きな安心に繋がります。

依頼をする前には、申込み方法や納期などについて確認しておきましょう。

おいしさもわかる「宮崎県食品開発センター」の「おいしさ・リサーチラボ」

食品分析は、安心安全も大切ですが、おいしさについて知ることも売り上げを左右します。初めて食べる食材の場合は、味がわからず躊躇う人もいますよね。「宮崎県食品開発センター」では、食品分析の1つとしておいしさ評価ができます。

「おいしさ・リサーチラボ」では、食品の官能評価を行います。官能評価というのは、食品を五感で感じたときにどう感じるかということです。美味しさというのは、味覚だけで判断するわけではありません。香りや食感、風味などから感じるのです。

官能評価により、その食品のおいしさを評価してもらえたら、より多くの人に喜んでもらえる料理を提供できるようになるでしょう。メニュー開発に迷ったときなどには、「宮崎県食品開発センター」は大きな力になります。

食品分析を依頼したいというときには、電話やメールで申し込むことが可能。相談窓口担当者に希望の試験などについて相談します。そして、内容にあった分野の研究員に更に細かく説明をします。日程などを決めたら、後は試験に必要なサンプルと「試験・分析依願書」に必要事項を記入して提出してください。

研究所で分析した結果は、後日「試験・分析成績書」が交付されます。申し込む際には、事前にどのような試験がおこなわれているのかを理解し、わからないことは担当者に質問しておくようにしましょう。

残留農薬を検査するなら「食の安全分析センター」

野菜や果物を扱うときに気になるのは、残留農薬ではないでしょうか。残留農薬が多ければ、料理に使うことはできませんし、残留農薬が少ないということが数値で証明されれば、信頼も高まります。宮崎県は、温暖な気候で知られキュウリやマンゴー、または日向夏などが全国的にも有名です。

残留農薬を正確にかつ迅速に計ることにより、県外の人に安心安全に新鮮な農作物が提供できます。これまで、宮崎県では宮崎方式が採用されていました。宮崎方式では、2時間で約440成分の分析を可能にしていましたが、「食の安全分析センター」では、最新の分析技術により50分で約500成分の分析を可能にしました。

スピーディーな分析により多くの野菜を取り扱うときには、より早い分析結果が出やすいと助かります。また、輸入の野菜や果物の場合は残留農薬の量も日本とは違います。高度な技術による食品分析ができる「食の安全分析センター」に依頼することで、海外の野菜や果物を大いに活用できます。

依頼をするためには、まずは詳しい情報を問い合わせてみることから始めましょう。

加工食品なら「南日本ハム株式会社」

ウィンナーやソーセージなど、加工食品を取り扱うときにピッタリなのが、「南日本ハム株式会社」です。

2013年に、国際的に信頼できるデータを提供できる試験場ということを証明するISO/IEC17025を取得していて、安心して任せることができます。

依頼したいときには、事前に「分析試験のご依頼に関してのご確認事項」を確認してください。そして、内容に問題がなかったら「分析試験依願書」と調べたい食品を一緒に送付します。それから、納期や料金などの詳細が書き込まれた「分析試験依願書」がFAXで届き、正式な検査がスタートします。

検査が終了したら、FAXで結果を教えてくれるだけではなく、原本も郵送されてくるので安心です。検査項目というのは、時代の流れで変化してきます。聞きなれない病原菌が出てきたり、これまでにはなかった問題なども増えてきます。

「南日本ハム株式会社」は、柔軟に対応した検査体制を構築しています。また、3重チェックによる厳しい検査がおこなわれているので、細菌などの付着の予防に効果的です。加工品を扱いたいが不安だというときにも、頼りになります。

宮崎県で食品分析を頼むなら

宮崎県には、食品分析をしている所はたくさんあります。どこに依頼するかは、それぞれの特徴を事前に知ってからでも遅くはありません。調べたい食品や分析方法について、担当者と詳しく話し合い、一番ふさわしい方法を決めましょう。

また、食品分析を依頼するにはそれぞれ手数料がかかるため、依頼する前には確かめておきましょう。